物は無くさず単純化「シンプリスト」とは?

物を持たない暮らし

最近では断捨離や物を持たないということに美徳があるとする考え方が浸透しつつあります。
しかし、実際には今あるものを捨てるということには勇気が必要ですし。

また、欲しいと思っているもの持っていて幸せを感じているものを手放すということは決してその人にとって幸せとは言えません。
そこで新しい考え方として浸透しつつあるのがシンプリストという考え方です。
>>モノを持たないミニマリストよりもすてきな生き方、シンプリストとは | ヒキコモリズム.COM

シンプリストとは

シンプルという言葉は単純とか簡素ということを意味します。
そのため、シンプリストというのはものの数に関係なく、暮らしの要素を単純か、簡素化して全体的に統一感のある暮らしを実践している人のことを指します。

似たような言葉でミニマリストという言葉があり、この言葉と混同されがちです。
ミニマムという言葉は最小、最低限ということを意味しています。
そのため、ミニマリストというのは、なるべくものを持たずに不要なものを排除して最低限のものでクラスということを意味しています。

シンプリストとミニマリストというのは似ているようで若干意味が異なります。
最低限までストイックに絞り込むのがミニマリストであるのに対し、シンプリスとは単純に自分の好きなもの、必要なものだけを手元に残すため、日常生活の必需品でなくても手放す必要がないのです。

シンプリストの生活

シンプリストというのは日常生活でシンプルに暮らすことが目的です。
そのため断捨離をするということは行わず、ものを捨てずに長く使い続けることを目指します。
そこで、大切にしたくなるもの、長く使い続けたいと思えるものを手元に集めることが基本としてあります。

洋服についてもたくさんのものは持っていないという人が多いです。
できるだけものを捨てずに長く使うため、質の良いものを必要なだけ取り揃えるというのが基本になります。
この基本に従って食器や日用品といったものを揃えていくので、人によってものの最低数や心地よい数というのは変わってくるのが特徴です。

次に、シンプリストは好きなものに囲まれて暮らすということを目標としています。
そのため、全ての根底に自分の好きなものということが筋として通っています。
初めは色や形、素材といったものに統一感がなくバラバラに思えてくることもありますが、日々揃えていくことで少しずつ統一感が出てきて、バラバラのものを揃えているはずなのに統一感が生まれてくるのです。

このようなこだわりが出てくると、時代に左右されない自分らしいスタイルというものが生まれてきます。
もちろん、時にはトレンドを取り入れることもありますし、そういったものをうまく取り込むことも重要です。
しかし、時代に左右されずいつの時代も自分にとって好きなものを大事に使うということはとても大事なことであり、身につけておきたい姿勢の一つでもあります。