持ち家の引っ越しに伴う住み替え手順

マイホームを持っていても、出産・育児・介護などライフスタイルの変化に伴い、急に引っ越しが必要になるケースもあります。

それまで賃貸のアパートや賃貸マンションに住んでいるならば、退去費用などを支払い、簡単に次の引っ越し先に移動できるためスムーズに次ライフスタイルに進めるものです。しかし、戸建てやマンションを購入し持ち家の場合、期間がある程度決まっていれば不在の間の管理や人に貸したりといったことを考えたり、
そうでなければマイホームの売却を視野にいれ不動産会社へ相談をしながら、引越の準備も進めなければなりません。

今回は、そんな持ち家を持っている人が引っ越しをしなければならなくなった時の手順について目次の順に解説していきます。

持ち家の処分方法

退去してから新居に住み替えるまでの計画が要

引っ越しに伴い心配ごとのひとつとしては資金面ではないでしょうか。
売却が決まれば、それを元手に新居探しというパターンになるので、ある程度の資金面で無理が生じないかもしれません。しかしまだ売却できていない場合は、売却が決まるまで仮住まいが必要になるため、そのための賃料が発生することでしょう。

一方、新居の購入を先に行う場合は、仮住まいが不要で引っ越しが1度で住みます。ですが、売却代金を受け取る前に新居の費用の工面が必要になるため、資金計画が崩れる可能性も。

どちらにせよ、退去してから新居に住み替えるまでの資金計画が要です。

借地権に住んでいる場合の持ち家の処分方法

借地権とはざっくりいうと「地主さんに地代を支払って、その土地を借りられる権利」のことです。

そうした地主さんから借りている土地に家を建てている方が手放す場合次の３つの方法があります。

借地権を地主に買い取ってもらう
第3者に売却する
借地権を不動産会社に買い取ってもらう

ただし、地主さんが借地権を買い取らないケースも少なくありません。それは地主さんからすると、これまで得ていた賃料収入が得られないため、少なからずデメリットが生じるからです。

地主さん以外の第三者に借地権を売却する方法も一つの手ですが、この場合、地主からの承諾が必要不可欠です。地主の意向や土地の利用方法など、さまざまな要因が絡んでくるため、交渉がかなり難航することも考えられます。

また地主さんは一般人とは限りません。国が地主になっているケースもあります。地主が国の場合は交渉に関係なく国の方で借地権を買い戻すことはないため、第3者に売却する方法しかありません。地主さんが国であるため、売却に関する交渉はスムーズに進みますが、国有地の売却はとても複雑だと言われています。

したがって、国有地も含め、借地権を売却する場合は、手続きをサポートしてくれる不動産会社に依頼するのが得策です。

≫参考：借地権相談所（株式会社マーキュリー）

インテリアの処分方法

家具や食器など引っ越しに伴って新しくしたい場合に大量のインテリアの処分をしなければなりませんね。主に一気に処分してしまうか、もしくはリサイクルしてもらうかの選択に悩むのではないかと思いますがそれぞれの方法とメリット・デメリットについて紹介します。
一番適した方法を見つけてみてください。

粗大ゴミとして処分

一番シンプルな方法が、粗大ゴミとして処分する方法です。地方自治体ごとに粗大ゴミの処分方法や定義は変わるため、現住所のある役所・役場の公式サイトで確認しましょう。自治体に粗大ゴミを回収依頼する場合は、自治体の粗大ゴミ回収センターに電話で依頼するか、公式サイトで申し込みが必要です。できるだけ早く処分して欲しい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収のスケジュールにもよりますが、ある程度自分の希望日に引き取ってくれます。そのぶん料金は発生しますが、自分で粗大ごみを運ぶ手間がかからないのも嬉しいポイントです。

リサイクルショップや買取業者

リサイクルショップや買取業者に依頼するのも一つの手です。家具の状態や季節に応じて高値がつくことがあるのが大きなメリットです。ただし、壊れている家具・古い家電・季節に影響する家具の場合は、値段がつかない・もしくは査定金額が安いケースがあるため、複数の業者に依頼して比較をしましょう。またブランドものなどは古くなっていても価値が残っているものもあるので専門の買取業者に相談して見ることをおすすめします。

≫参考：ブランド品・金買取のエコリング

引っ越しの手順

引っ越しをするには一般的に引っ越し業者のサービスを利用することになるでしょう。
しかし引っ越し業者はたくさんあって引っ越し業者を選ぶ基準って何だろう？といった悩みをお持ちではないでしょうか。
引っ越し業者選びは単に資金面だけでなくそのサービス内容によっても満足度が変わるのでとても重要です。そこで引っ越し業者選びにおいてやってはいけないことをお伝えします。

１社だけしか見積もり依頼をしない

引っ越しの費用は御者に業者によって幅が大きいと言われています。それは荷物の量や引っ越し先の状況、繁盛記などなどさまざまな要因によるためです。また大手と地域密着型引っ越し業者によってもその費用は異なります。

よって相場観を掴むためにも複数社から見積もり依頼をして決めるようにしましょう。

一番安価な業者だからという理由で選ばない

複数社から上がってきた見積もりを見た時に一番安価な業者だからという理由で選ばないことが重要です。なぜならサービス内容が異なるかも知っれないからです。例えば「新居に養生をしないで作業をしていた」ことや「一部の荷物を運んでもらえなかった」こと、「作業員の人数が極度に少ない」などで安く見積もりしているだけかもしれないからです。

見積もりを一括で比較できるサイトを利用し、そこから評判のいい業者を選べばほぼ失敗することはないでしょう。

≫参考：引越し見積もり・料金比較＆業者予約|引越し侍